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第188回例会
ミュージカル「おれたちは天使じゃない」」
イッツフォーリーズ 公演
脚本:矢代静一
音楽:いずみたく
脚本・作詞:藤田敏雄
演出:金沢菜乃英
出演:横堀悦夫・吉田雄・藍実成 他
2022年11月27日(日)
午後6時 開演
松戸市民会館
〜 日本のオリジナルミュージカル作品の古典 〜 ほんの少し前の日本。ある避暑地の山荘で、男が娘と思える子どもと心中を図ろうとしていた。そこへ偶然、逃げ込んできた3 人の男たちが、とっさの判断で助けることになる。この男たちは、それぞれ殺人、強盗などの罪で留置されていた囚人で脱走犯 であった。彼らは、その親子を人質に高跳びを計画するが、命拾いをした娘の光子は、助けてくれた天使だと思いこんで彼らを まったく疑わない。買い物に出掛けていた光子の姉・エミが戻ってきた。いままでの経緯を知り、驚いて警察に連絡しようとす ると、偶然にもエミに好意を持った地元の巡査が、脱獄囚の情報を伝えるために、山荘に現れ緊張が走る。脱獄囚は、逃げるた めに一家を人質に、チャンスを狙っていたが…
第189回例会
「ある八重子物語」
劇団民藝 公演
作:井上ひさし
演出:丹野郁弓
出演:篠田三郎・有森也実・桜井明美 他
2023年2月5日(日)
午後5時 開演
松戸市民会館
〜 水谷八重子の芸と生きざまに魅せられた人々を爆笑とユーモラスな筆致で描く傑作戯曲 〜 神田川が隅田川へと流れ込み、花街として栄えた柳橋。舞台は、昭和16年から敗戦直後の昭和21年にかけての柳橋・古橋医院。 ここに集う人々は、水谷八重子に心酔する古橋院長を筆頭に、事務方、看護婦、女中まで全員が大の新派マニア。患者の身上話 もたちまち「婦系図」風の筋書きに。そこへ、八重子そっくりの「音楽のような声」を持つ芸者花代が登場。恋愛事件もわきお こって大騒動。はたまた「女形の研究」に熱中するあまり、入営日に寝過ごし徴兵忌避者になってしまう大学生もからんで… 新劇から出発して新派で活躍した初代・水谷八重子。「世の中がいまより少しでもましになりますように」という新劇の考え方 に影響を受け、女優という職業の確立を目指した時代の先駆けとして知られています。
第190回例会
「ミュージカル O.G.」
劇団NLT 公演
脚本:まきりか
演出:本藤起久子
出演:旺なつき・阿知波悟美・池田俊彦
2023年3月19日(日)
午後5時 開演
松戸市民会館
〜 ここは新宿・歌舞伎町に残る、最後のキャバレー 〜 昭和の香りただようこのお店「キャバレー・ミラクル」もあと一週間で閉店することが決まっていた。スター歌手を夢見て上京 し38年。いまは、この店のシンガーとして歌い続けている2人の女性、スミ子(旺なつき)とカズエ(阿知波悟美)。明日を 夢見て、夢に敗れ、愛と幸せを求めながらも、ステージで生きることを選んできた彼女たち。いま、場末の歌手人生が終わろう としている。 そんな彼女たちに起こった「ミラクル」。それは…?
第191回例会
「素劇 楢山節考」
劇団1980 公演
原作:深沢七郎
構成・演出:関矢幸雄
出演:柴田義之・山本隆世・藤川一歩・上原弘之 他
2023年5月21日(日)
午後2時 開演
松戸市民会館
〜 「人生の永遠の書」と絶賛された深沢七郎の小説を素劇ならではの魅力で描き出します 〜 信州の山あいにある小さな村。村には名前がないので、山ひとつ隔てた所にある隣村をお互いに向こう村と呼び合っていた。その向こう村から50年前に嫁いで来たおりんは、今年69歳になる。この村も向こう村も70歳になると、村からはるか離れた楢山にまいる掟があった。おりんは、楢山に行けば、先祖や母や姑が神様になって迎えてくれると信じて、その日のために準備を重ねていた。一方、おりんの隣の又やんは、楢山に行くのが怖くて村中の笑いものになっていた。そして、それぞれが息子に連れられて楢山に行くのであった。
第192回例会
「旅立つ家族」
劇団文化座 公演
原作:金義卿
翻訳:李惠貞
脚色:金珍守 佐々木愛
演出:金珍守
出演:佐々木愛・藤原章寛・高橋美沙・米山実 他
2023年7月30日(日)
午後5時 開演
松戸市民会館
〜 時代と国境を超えた愛と家族の物語 〜 |
1935年、李仲燮(イ・ジュンソプ)は日本に渡り、東京帝国美術学校、文化学院美術科で絵を学ぶ。在学中に山本方子と出会い魅かれ合うが、戦局も逼迫し、一人で実家のある元山(ウォンサン)へと戻った。思いを断ち切れない方子は、終戦間近の1945年、危険な玄界灘を一人渡りジュンソプと再会する。そして、二人は結婚。方子は李南徳(イ・ナムドク)として生まれ変わり、二人の子どもを授かった。やがて第二次大戦は終結するも、朝鮮半島は混乱が続き、朝鮮戦争が勃発。身の危険を感じたジュンソプは、元山から脱出する。一家は釜山(プサン)から済州(チェジュ)島にたどり着くが、方子と子どもたちは健康状態が悪化、ジュンソプを残して日本に帰ることとなった…。 |
〜 教育現場を舞台に、教師と生徒の関係、更には生徒と親と学校の距離感を丁寧に紡ぐ「慈愛」溢れた世界 〜 |
とある県立高校。 国語教諭の浦川麻由は、中堅の域に入り、教員として卒なく仕事をこなしている。彼女のクラスには家庭に問題を抱える舞原健がおり、彼の相談に乗るようになってから、少し困難なことが起き始めている。浦川は、健が所属するサッカー部顧問の戸倉治と問題を共有し、モンスターペアレントの母親からのケアに気を配る日々。そんな折、スクールカウンセラーの藤堂智絵が着任し、二人は意気投合する。一方、藤堂のもとにはサッカー部マネージャーの奥野早織が、いの一番に訪れ、「浦川先生と舞原くんが怪しい」と衝撃の告白をする・・・。 |
〜 共有やシェアリングをテーマに、相手の立場になることで多様性を認める社会を描く 〜 |
舞台は東京の郊外の築40年ぐらいの家。シェアハウスに改築し、1階は5つの個室があり、リビング、バスルーム、キッチンは共有スペース。大家の秋山夫妻が2階に住み、シングルマザーや外国人労働者、引きこもりの中年男性、役者の卵、自宅で仕事をするクラウドワーカーなど、国籍も職業も違う人たちが暮らしている。大家の奥さんは、住人たちの相談にのったりしてお母さんのような存在でしたが、彼女が怪我で入院することになり、その後を任されたのは税理士である夫。彼は住人の相談にのるというよりは、合理化を目的に家賃の値上げを宣言する。秋山夫妻の息子は、飲食店を経営しており、父親のところにお金を借りに来ますが、断わられてしまう。家族や住民との関係も悪くなり、だんだんと孤立していく夫。そんな時、妻は… |